インパクトのあるデザイン

個性的な色使いで一度見たら忘れない

機械式時計はクオーツ時計とは異なり薄さや軽さに拘る必要が無いことから、ある程度男性向けの大型デザインが中心となります。スケルトンデザインにより機械式時計ならではのぜんまいが解ける動作を見せるモデルもあるくらいです。しかし、インパクトが強い機械式時計として注目されているのは、個性的な色使いを行っている機種が中心となります。なぜなら、機械式時計は高級時計ほど1点もののデザインが多くなるので、一度見たら忘れないほど鮮やかな色彩を持つ時計が少なくないからです。宝石を散りばめて輝かせるパターンだけでなく、対照的な色合いとなるよう工夫された個性的な色使いを持つタイプもあります。メンテナンスさえしっかり行えば一生モノしなるからこそ、機械式時計には個性的な色使いの機種が多いわけです。

時計針がコンパスのように動くインパクト

高級な機会式時計ほど中身の構造が複雑となっていて、時計はそもそも長針と短針がぐるぐる回るものという固定概念すら打ち砕くインパクトが強い機種があります。長針と短針がコンパス状に中心位置から外に広がり、最も広がった位置に来た時点で中心位置へ戻るという独自の機構を持つ機械式時計が極めて珍しいです。時計の読み方を探るだけでなく一度見たら忘れることが無いほど強い印象を与えるからこそ、機械式時計は時を刻むという役割さえ満たせば比較的デザインの自由度が高いと分かります。オーダーメイド設計の機械式時計ほどメンテナンス可能な職人が限られており、個性的な機械式時計を新たな時計職人の元へ持ち込みオーバーホール依頼をした時に時計職人がどのような反応をするのか楽しみにしている人が少なくありません。